星月光

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短編小説

月と海

歌が聴こえる。 甘やかな中にどこか憂愁を帯びる、澄み切った歌声が。 ウルリヒは手元へ落としていた視線をゆっくりと上げた。 海を渡る風は、潮の匂いとともに歌声を運んでくることがある。半人半魚の怪物、海に棲まうローレライの声だ。 ローレ...
第二章 運命の車輪

第28話

声が聞こえる。 「…………この子の……前、考……て……れた……」 どこまでも続く闇は深く、重く、そして、少しだけ暖かい。 「本当に僕の……えた名……でいい………そう……の苦手な……きみも知って……だろ……」 「もちろんわ...
雑記

第三十一回文学フリマ東京レポート

2020年11月22日、東京流通センターにて第三十一回文学フリマ東京が開催されました。 新型コロナウイルスで大変な状況の中開催できたのは参加者の皆様、そして運営スタッフの皆様、それぞれが対策や配慮をしていたおかげです。 この場を...
お知らせ

第三十一回文学フリマ東京に出店します(追記しました)

どうも星月です。 「黎明へ至る青」の更新が滞っていて申し訳ありません。 あと少しのところで行き詰まってます……近いうちに必ず! 以下本題です。 11/22(日)に東京流通センターで開催される第三十一回文学フリ...
第二章 運命の車輪

第27話

音という音が消えてしまったのかと思うほどに静まり返るクルトの町を、アサレラとロモロは進んでいた。 今にも崩れ落ちそうな小聖堂で夜を明かすのは危険だと主張するアサレラへ、ロモロは黙って頷き、眠ってしまったフィロを背負ったのだった。 聖...
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