11/22(日)文学フリマ東京 出店のお知らせ

運命のマリオネット

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運命のマリオネット

第七章 カーテンコール

アルドリドは大きく踏み込んだ。 迷いのない剣は直線を描き、暗闇を裂く。 ――これで、すべてが終わる……! 閃かせた剣は悠然と佇むままのクローティアを捉える――はずだった。 「…………な……」 突然、身体を後方へ強く...
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第六章 マリオネットの糸

薄紫色に染まった天蓋へ火の粉が舞い上がる。 エルシーの身体を包む金色の炎が火柱となって立ちのぼる。 白い花が紙屑のように焼えても、金色の花は炎へ共鳴するように光を放つ。次々に湧出する光がその強さを増し、辺りは強烈な光に呑まれる。 目が...
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第五章 舞台装置

聖剣を通して伝わるのは、皮膚を破り、肉を削り、骨を割る感覚だった。 魔力の供給源を絶ち、時間の遡行を防ぐ。そのためにこの身体を完膚なきまでに叩きのめさなければならない。 急き立てられるように、追い詰められるように、ひたすらに剣を振るい続...
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第四章 テキスト・レジー

「じゃあ、アルドリドはもう何度も魔王フィービーと戦ってたの?」 ひとまず礼拝堂からエルシーにあてがわれた部屋へと移動し、二人は長椅子に隣り合って腰掛けた。 二人のあいだを立ちのぼる一つ分のカップの湯気が、エルシーの輪郭をうっすらと滲...
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第三章 明転

甘やかな香りが鼻腔をくすぐる。閉じた瞼の上がいやに明るい。 アルドリドはゆっくりと目を開けた。 「…………ここは……どこだ」 アルドリドが半身を起こすと、花びらや葉がぱらりと舞った。 やわらかな光を照り返す金色の花々がどこま...
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